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メルマガCha!Cha!Cha! 2023年10月号

◆◇◆今月号目次============
1.こんな人みつけた!
「木曜日の日本語教室」の代表
田島 勇二(たじま ゆうじ)さん
2.企画特集
「葛飾区産業フェア」
3.講座・イベント・ボランティア等募集情報
●地域包括ケア担当課よりお知らせ●
●健康づくり課よりお知らせ●
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1.こんな人みつけた!
「木曜日の日本語教室」の代表
田島 勇二(たじま ゆうじ)さん

 今年の夏は暑かったですね!都心の真夏日は延べ90日近く記録され、9月に入ってからも30度を下回ったのは8、9日の2日間のみ。言っても意味がないこととは知りながら、会う人ごとに「暑ぅーい!」「何とかしてくれ!」老若男女を問わず悲鳴を上げ続け、男性も日傘をさし、若い女性がハンディ扇風機を手に歩く新しい風景が、葛飾の地でもそこかしこに見られましたね。
 でも、遅ればせながらも、季節は変わるのですね、10月に入り徐々に秋の気配も感じられるようになりました。今にも雨になりそうな空の下を冷たい風が流れる日の午前、青砥駅近くの〈シニア活動支援センター〉に向かいました。
「〈かつしかシンフォニーヒルズ〉で外国人に日本語を教えている田島さんと云う素晴らしい人がいます。一度お会いしてお話を聞いてみたら?」との知人の紹介で、早速インタビューを申し入れ、快くお受けいただき、〈センター〉でお会いすることになりました。
 今月の“こんな人みつけた!”は、「木曜日の日本語教室」の代表で青戸在住の田島勇二(たじまゆうじ)さんです。

■「木曜日の日本語教室」(以下「教室」)についてお教えください。

 「教室」は、日本人ボランティア(以下ボランティア)と外国人学習者(以下学習者)が、日本語を一緒に勉強する日本語教室です。学習者の日本語レベルや、やりたい勉強に合わせて、1対1あるいは少人数のグループで日本語を勉強しています。毎週木曜日の午後7時から午後9時の2時間、かつしかシンフォニーヒルズ別館〈ビジュアルルーム〉で開催しています。一年間で100名くらいの学習者が巣立っていきます。
■「教室」を始められたきっかけをお教えください。

 1998(平成10)年に区が実施した「外国人に日本語を教える日本人ボランティア」の講座に応募し、研修を受けた受講生が約30名で、そのうちの15名〜20名の有志で発足しました。深谷さん(故人)が初代代表でした。
私は2006(平成18)年に友人から“見学”に誘われ、その活動に賛同し参加しました。当初は見よう見まねで参加していましたが、その後正式に研修を受けました。
■ボランティア(活動のお仲間)はどのような方ですか?

 現在25名、男性3割、女性7割で、50歳代以上の方が多く、30歳代の社会人もいます。そのうち常時来る方は18名くらいですね。今ではボランティアは、やる気さえあればどなたでも参加できます。でも、ボランティアとして最低限必要な条件、資質は、その方の〈性格〉〈人柄〉〈やさしさ〉ですね。記者さんも如何ですか?やってみませんか?(突然の振りに、記者はどぎまぎしながら「いやー私は〈性格〉が悪いので…辞退します」(笑)。アーびっくりした!)
■学習者はどのような方たちですか?

 中国人が4割くらいで一番多いですね。年齢では中学生(家族と一緒に来日し、区内の中学校に通っている子どもさん)から30歳代の若い方たちが多くを占めています。毎週来る学習者もいる一方、1回だけという方もいます。無理して参加する必要はありません、自分にとって必要な時に来てくれれば良いのです。
■どのようにして学習者を集めるのですか?

 やはり口コミが多いですね。学習者とかその方の身内からその方たちの友人・知人への口コミですね。でも、私たちが一番力を入れていること、心がけていることはやはり「勧誘」です。現在、区の肝いりで「やさしい日本語講座」が実施されています。この講座は、区の文化国際課が2021(令和3)年から年2回実施しているもので、「ひらがな」「カタカナ」や、毎日使う簡単な日本語を勉強する教室で、4ヵ月で修了します。修了者の中には日本語能力検定(1級、2級)を取得したい、日本語の会話をもっともっと勉強したいとの意欲を持った方や、それほどの意欲を持たない方たちなど沢山います。私たちは全ての修了者に「声掛け」「勧誘」をする努力をしています。「折角ここまで勉強したのだから、更に続けましょう」「私たちの教室で一緒に勉強しましょう」と。
■ボランティアの皆さんは、学習者にどのように接しているのですか?

 基本はマンツーマン(1対1)です。ボランティアが足りない時は数人のグループで行います。ただし、この場合、彼らの日本語レベルに合わせグループを作ります。
 一方、彼らの要望(学びたいこと)は多岐にわたります。例えば、全く日本語が分からない方がいます。この場合は、その方の母国語が出来るボランティアが対応し、まず意思の疎通を図ることが第一歩です。また、日常会話をスムーズにできるようになりたい、日本語での日常会話が出来る方で“読み書き”や日本の文化などを教えてほしい方がいます。これらは、彼らが仕事や日常生活を充実させるために必須です。子どもさんが学校から持ち帰る「お知らせ」など、きちんと読み、対応したいという切実なお母さんの願いもあります。一人ひとり、日本で生活する上で言葉だけでなく身に着けたい思いがいっぱいあります。私たちは、私たちの教室で、一つひとつ丁寧に対応したいと思っています。そのためには、もっと多くのボランティアの仲間がほしいのです。
■この活動で楽しいこと、嬉しいこと、しんどいことなど。とくにコロナ禍で苦労した(苦労している)ことなど…。

 言うまでもなく、学習者は最初はやはり腰が引けると云うか自信がないせいか、おどおどしています。でも、少しずつ新しい言葉を覚え、話すことが出来るようになると自信がついて俄然姿勢が変わりますね。私たちボランティアの目をしっかりと見つめ、「こんばんは!」「こんにちは!」と大きな声で挨拶が出来るようになります。こんな時です、このボランティア活動をやって良かったとしみじみ思いますね。このためにやっているんだと思う瞬間ですね!また、ささやかですが “国際交流”のお手伝いをしているという実感があり、嬉しいですね。もう生き甲斐です(田島さんの目が輝いて、お姿が大きく見えました)。
 教室の苦労なんて何もありません。でも…、3年間に及んだコロナ禍は辛かったですね。昨年3月から7ヵ月間、教室は休みました。「皆さんどうしているんだろう?」「せっかく覚えた日本語を忘れないだろうか?」「コロナに感染していないだろうか」…、ずいぶん気をもみました。11月にボランティア、学習者20名くらいで再開しました。今は、80%くらい、30名くらいが戻って来ました。皆さんの元気な姿を見て、自分の子どもを見るようでホッとしましたね(笑)。
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田島さんは今回2度目のメルマガ登場です。前回は2012(平成24)年2月号で「囲碁ボランティア」活動を紹介しました。 「今でも続けていらっしゃいますか?」の問いに「やっていますよ!これも楽しみの一つです」とにっこり。
 1945(昭和20)年2月、江戸川区生まれで78歳になる田島さん。34歳の時結婚を機に葛飾に移り住みました。爾来40年間以上葛飾人です。「葛飾区と江戸川区以外住んだことが無いのです」とさらっと語ります。
 葛飾はお好きですか?の問いに瞬時もおかず「好きです!」その理由は、自然が多い、空気がゆったりしている、高齢者とのお付き合いが楽しいことだそうです。「毎朝のラジオ体操で出会う高齢者との会話は本当に楽しいです」と田島さんは語ります。
 「ラジオ体操と云えば、もう10年以上家内と続けています。会場は青戸平和公園で、毎朝150名くらい参加しています。雨の日は、区役所の駐輪場に会場を移してやっているのですよ(笑)。長年の習慣で、行かないと何か大変な忘れ物をしたみたいで落ち着きません(笑)」
ラジオ体操の後は、慈恵医大病院から中川の土手を30分くらい散歩します。6,000歩くらいになりまよ。家内も5,000歩くらい歩いています。このラジオ体操と散歩、それと囲碁や「教室」のボランティア活動での人との交流が、また週に2〜3回お手伝いしている小学校での「放課後子ども事業(わくわくチャレンジ広場)」での子供たちとの交流も、私の健康の秘訣です。この時、突然ボクの母ちゃんがあっちの世界から現われて「おまえ!田島さんの爪の垢を煎じて飲みなさい!」だって。はいはい、でももう無理だよぅ(笑)。
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■これからのこと、夢…他の教室との連携についてお聞かせ下さい。

 この教室の継続について考えています。教室を立ちあげて25年になります。今では教室の存在は国際交流という面から、葛飾に住む外国人の方たちの支援という面からも欠かせないものになっています。
 量・質共に更なる充実が必要です。そのためには、先程から言っていますが、多くのボランティアの協力が必要です。多くの区民に参加してほしいですね。
 私のことになりますが、私が深谷さんからこの教室の2代目代表を引き受けて10年になります。年齢も78歳になりました。出来れば80歳くらいまでには代表を徐々に後継者に引き継いでいきたいですね。後継者は育って来ています。
 区内には現在8ヵ所の「ボランティア日本語教室」があります。それぞれの教室は、それぞれの特徴を持ち、区内のいろいろな場所で、異なった曜日、時間で実施しています。学習者によっては、木曜日、金曜日、土曜日と週3日教室に通うことも可能です。私たち教室側もお互いに情報交換しながら、学習者により良い学びの場を提供したいですね。

インタビューを終えて〜
 記者はこの度田島さんにお会いするまで、「ボランティア日本語教室」の存在を知りませんでした。外国から日本に来られ、人と人のコミュニケーションに必要なツールである日本語が分からない、使えない…、その不安、不便の解消を手助けするボランティアの方々の活動に感銘を受けました。
 「一度、私たちの教室を見に来ませんか?」とのお誘いに、翌週の木曜日午後6時過ぎ、会場のシンフォニーヒルズ別館を訪ねました。入り口の受付で田島さんが三々五々来場する学習者に、にこやかに対応されていました。皆さん「こんばんは!」と声を掛け合い、1週間ぶりの再会に会話がはずんでいました。ボランティアの人たちも案内やら準備に忙しそう。
 初めての学習者には、受付け方々教室の仕組みやらルール、他の教室の案内を手ぶりを交え丁寧に説明される田島さん。世間では一日の仕事を終え、夕食時。一杯やりながらくつろいでいる時間に、外国人の学習者に希望、喜びを与えるボランティア活動をされているそのお姿に言葉が出ませんでした。
 田島さんは奇しくも記者と同い年です。でも、私は4月生まれ、田島さんは2月生まれの1学年上で、大先輩でした!私と違い若い!温厚で、きちんとした服装、背筋を伸ばした静かな佇まい。私の問いに一言ひとこと丁寧に考えて、言葉を選んで静かに話される、この姿勢が学習者の信頼を得ているのでしょうね。
 見学を切り上げ、会場を後にしてシンフォニーヒルズ別館を出ると、立石の街は夜の帳が下りていました。振り向くとあの顔、この顔そして田島さんの笑顔…、つい先ほどお会いした人たちが記者に向かって手を振っている光景が目に脳裏に浮かびました。「みんな頑張れーーー!」記者も手を振りながらエール送りました。年老いた記者の胸に熱いものがこみ上げて来ました。元気が出たぜぃ!足取りも軽く帰宅の途に就きました。
インタビュアー:太田敬(葛飾アクティブ.COM)

■田島さんの話の内容問合せ:
電話:03-3603-0855(ご自宅)
■NPO法人 葛飾アクティブ.COM
事務所:葛飾区青戸5-33-1
電話・FAX:03-5680-2964
(月曜日〜金曜日、午前10時〜午後4時)
(担当 太田敬)
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2.企画特集
「葛飾区産業フェア」

今年も葛飾区産業フェアの季節がやってきました
今月はテクノプラザで開催される産業フェアを特集します

【工業・商業・観光展】
10月20日(金曜日)から22日(日曜日)
工業:ネジ切りやアンチモニー(合金)実演など
商業:屋外で食品・物品販売など
観光:観光写真コンクール作品・マンホールの展示など

【農業・伝統産業展】
10月27日(金曜日)から29日(日曜日)
農業:葛飾元気野菜の販売など
伝統産業:伝統工芸品の製作実演や展示販売など

実は筆者は毎年、農業・伝統産業展に行っています。知人がステージイベントに参加しているのです

毎年楽しみなのが後半27日から29日で行われる野菜即売会
泥ネギなどがとてもお安くて、この物価高騰の折、とても助かります

また伝統産業では、例年包丁砥ぎの職人さんのブースが人気
私も包丁を持っていってお願いしたことがあり、その後も年に何回かお願いしています

他にもたくさんの伝統産業に触れることができ、また気に入れば購入も可能

私は以前、印伝の小物を気に入って買いました
私でも手の届く金額で、でも本物の風格があってプレゼントにもよいなぁと思います

コロナ禍も少しずつ落ち着きを取り戻してきました
今年の産業フェアに期待も高まります
どのような発見があるのか、楽しみです
(文 高橋 久子)
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3.講座・イベント・ボランティア等募集情報
 秋も深まり、爽やかな風や金木犀の香りを楽しみながらの散歩やハイキングも心地よく、食べ物もいっそう美味しく感じ、また運動をしても気持ちよい季節となりました。晴れた日の昼間は太陽の暑さを感じることもありますので、外出の際は帽子などで日を避け、水分補給もこまめに行いましょう。過ごしやすい季節ではありますが、天候や時間帯によって寒暖差が大きく、思わぬ風邪を引いてしまうことも。外出する時は、重ね着するなどして体温調節できるように工夫しましょう。
 積極的に外出することで季節を肌で感じたり、同じ趣味の仲間との交流を広げ、「閉じこもりにならない」という生活習慣を身につけましょう。
 運動や長時間の外出のあとは必ず適度な休息を取り、疲れを溜めないよう、無理なく自分のペースで楽しみましょう。

●地域包括ケア担当課よりお知らせ●
◎ポンプ等の不具合により、男女共にお風呂の使用を10月6日から当面の間休止とさせていただいております。皆さまには大変ご迷惑をおかけしております。使用再開する際は、館内ポスター等でお知らせいたします。
◎地域包括ケア担当課ではたくさんの講座を予定しています。広報かつしか、区の公式ホームページなどでも募集記事を紹介していきますが、シニア活動支援センターの窓口にも11月〜12月の広報かつしかに掲載予定の講座をまとめた講座情報をご用意しています。たくさんのご応募をお待ちしております。
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●健康づくり課よりお知らせ●
「長寿歯科健康診査」は11月30日まで
 いつまでも歯を残し、舌や口周りの筋力を維持することが、ハツラツと生きられる秘訣です。
 令和4年度の長寿歯科健康診査の受診者のうち、80歳で20本以上自分の歯がある方は、2人に1人以上いました。皆様も長寿歯科健康診査を活用し、お口の健康を確認しましょう。
 また長寿歯科健康診査では、飲み込みなどの機能の診査もしています。飲み込みにくい・噛みにくいなどある方は、ぜひ受診しましょう。
 令和5年度の長寿歯科健康診査は10月1日から始まっています。対象者の方(76歳・81歳)に受診券を郵送しています。11月30日までですので受診券をお持ちの方は、早めに受診しましょう。
 詳細は葛飾区ホームページhttps://www.city.katsushika.lg.jp/より「長寿歯科健診」と検索してください。
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◎配信停止やメールアドレスの再登録はこちらからお願いします。
このメールに直接返信することはできません。
▽配信終了の手続きは下記ホームページでお願いします。
▽メールアドレスの変更の場合は、一度配信解除の手続きをして、改めてお申し込みください。お申し込みは、次の葛飾区公式ホームページからお願いします。
https://www.city.katsushika.lg.jp/
▽葛飾区公式ホームページから
「区政情報」>「広報・広聴」>「メール配信サービス」>『シニア向け活動情報マガジン「Cha!Cha!Cha!」』の順で検索してください。
◎この情報配信サービスに掲載されている情報についてのご質問は、それぞれの問い合わせ先にお願いします。
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発行元:葛飾区地域包括ケア担当課
    シニア活動支援センター
    (電話03-5698-6201)
編 集:葛飾アクティブ.COM
連絡先:葛飾区シニアIT・活動情報サロン
    (電話03-3692-3180)
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  • 登録日 : 2023/10/25
  • 掲載日 : 2023/10/25
  • 変更日 : 2023/10/25
  • 総閲覧数 : 30 人
Web Access No.1421131