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農業担い手メールマガジン(第417号)

令和6年11月29日発行
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       農業担い手メールマガジン(第417号)       
                                 
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<トピックス>
1.「右腕人材育成プログラム」受講者募集中!
2.主要な病害虫の今後1か月の発生予報(ハスモンヨトウ等)
3.「ホームページ開設」農業経営発展計画制度が始まります!
4.農業用ハウスをお持ちの農業者のみなさん 冬季の大雪に備えましょう!
5.(みどり戦略技術紹介) 豚の遺伝的な抗病性の改良
6.地域計画の話合いの日時や場所を確認しましょう!

◆◆◆現場の皆さんへ◆◆◆

【1.「右腕人材育成プログラム」受講者募集中!】

一般社団法人アグリフューチャージャパンが運営するAFJ日本農業経営大学校では、日本の農業の未来を担う経営者から若手農業者まで、すべての農業者のためのオンラインスクールを開設しています。
今回ご紹介する講座は、未来の成長を支える幹部を育てたい農業法人や、将来的に事業承継を計画している経営体の従業員/農家子弟向けの、リーダー育成プログラムです。

農業経営体の現場に即した実践的なカリキュラムを通じ、右腕人材が自信を持ってマネジメントを実践できるスキルや心構えを身に付けます。

▽ 本講座で目指す人材像
・経営方針を正しく理解し、マネジメントを通じて実現する人材
・経営者の代わりに現場を指揮し、日常的な意思決定を担える人材
・メンバーの主体性を引き出し、チーム力を最大化する人材

■ 右腕人材育成プログラム(オンライン講座)
2024年1月17日(金)〜2025年2月27日(木)(全7回)18:30〜
○ 受講料:44,000円(税込)
○ 定員:20名(先着順)
○ 申込方法:2025年1月7日(火)17:00までに下記よりお申し込みください。

◇ お申込み・講座の詳細はこちら((一社)アグリフューチャージャパン「AFJ日本農業経営大学校」HP)
https://www.afj.or.jp/jaiam/onlineschool/theme4_2025/

◇ お問い合わせ先
AFJ日本農業経営大学校 オンラインスクール事務局
MAIL:application-online@afj.or.jp
TEL:03-5781-3750


【2.主要な病害虫の今後1か月の発生予報(ハスモンヨトウ等)】

農林水産省は、向こう1か月の農作物の病害虫発生動向や防除について「令和6年度病害虫発生予報第9号」を発表しました。

気象庁の向こう1か月の予報(11月7日付け)では、気温は全国で高いと予想されています。降水量は、東日本太平洋側及び西日本太平洋側で多い、北日本太平洋側及び沖縄・奄美で平年並か多い、西日本日本海側でほぼ平年並、北日本日本海側及び東日本日本海側で平年並か少ないと予想されています。

ハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウ及びオオタバコガの発生が、全国的に多くなるまたはやや多くなると予想されています。

かんきつのハダニ類の発生が、東海の一部の地域で多くなると予想されています。

この他、トマトのコナジラミ類等、病害虫が多くなると予想されている地域があるので、下記のリンクや、最寄りの都道府県病害虫防除所が発表する発生予察情報などを併せて確認してください。

◇ 「令和6年度 病害虫発生予報第9号」の発表について(令和6年11月13日付け農林水産省プレスリリース)(農林水産省Web)
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/syokubo/241113.html

◇ これまでの病害虫発生予報についてはこちら(農林水産省Web)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/gaicyu/yosatu/index.html

◇ お問い合わせ先
農林水産省消費・安全局植物防疫課(担当:岡田、城野、河合)
TEL:03-3502-3382(直通)


【3.「ホームページ開設」農業経営発展計画制度が始まります!】

農業経営発展計画制度が来年春から始まることに先立ち、専用ホームページを開設しました。今後、関連するパンフレットや申請様式等を充実させてまいりますので、是非ご確認ください。

なお、制度の活用には一定の要件がありますので、ご自身が対象になるかなど、ご関心のある方は下記の連絡先までお気軽にお問合せください。

■ 農業経営発展計画制度の概要
認定農業者として一定の実績があること等の要件を満たす農地所有適格法人が、取引実績のある食品事業者等との出資による連携を通じて農業経営の発展に取り組む場合、農林水産大臣の計画認定によって議決権要件を特例的に緩和できるようになりました。 この特例措置を活用することで、農地所有適格法人は、農業関係者による決定権を確保しつつ、最大3分の2未満まで食品事業者等から出資を受けることが可能となります。

これにより、例えば、お得意先の食品事業者等からの出資を通じた連携によって自己資本を充実させ、生産規模の拡大や農産物のブランド化、更には企業ノウハウを活用した経営管理等に取り組みやすくなります。

出資側の食品事業者等にとっても、国産原材料の安定調達や生産現場への前向きな関与を行いやすくなる、双方にwin-winの制度です。

◇ 詳細はこちら(農林水産省web)
https://www.maff.go.jp/j/keiei/koukai/241017.html

◇ お問い合わせ先
農林水産省経営局農地政策課(担当:農地利用最適化グループ)
MAIL:hattenkeikaku@maff.go.jp
TEL:03-6744-2153(直通)


【4.農業用ハウスをお持ちの農業者のみなさん 冬季の大雪に備えましょう!】

毎年、冬期の大雪によって、農業用ハウスが倒壊する被害が発生しています。近年では、特に令和2年から3年の冬期の大雪によって農業用ハウスに大きな被害が発生しました。先日発表された気象庁の今冬の予報では、北海道から山陰にかけての日本海側の降雪量が多くなることが予想されていますが、このような災害は、いつ、どこで起こるか分かりません。今年も降積雪期を迎えるに当たり、下記の3つの備えポイントをおさえて、大雪に備えましょう。

◆備えポイント1◆農業用ハウスの大雪被害防止に向けた点検・保守管理

農業用ハウスの大雪被害を防止するため、日頃からの点検・保守管理、補強などの対策を行い、大雪に備えましょう。

◆備えポイント2◆自然災害等に備えてチェックリストでの確認や農業版BCPの作成

自然災害等が発生した場合の被害の軽減や経営の継続のためには、「農業版BCP(事業継続計画)」の作成が重要です。農林水産省では日頃の対策を点検できる「自然災害等のリスクに備えるためのチェックリスト」と「農業版BCP」のフォーマット(園芸用)を用意していますので、これらを活用し、自身の備えが十分であるかをご確認ください。
 
◆備えポイント3◆園芸施設共済等の農業保険への加入

園芸施設共済は、農業用ハウスのための保険で、全国で8割近くの施設園芸農業者がご加入されています。築年数に関わらず新築時の資産価値まで補償できる特約(被覆材は補償対象外)や1万円を超える損害から共済金を支払う特約のご用意もありますので、保険にご加入されていない方は、この機会にぜひ、園芸施設共済への加入をご検討ください。また、農業用ハウス内の農作物は収入保険へのご加入をご検討ください。詳しくはお近くの農業共済組合まで、お気軽にお問い合わせください。

◇ 施設園芸の台風、大雪等被害防止と早期復旧対策についてはこちら(農林水産省Web)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/engei/sisetsu/saigaitaisaku.html

◇ 自然災害等のリスクに備えるためのチェックリストと農業版BCPについてはこちら(農林水産省Web)
https://www.maff.go.jp/j/keiei/maff_bcp.html

◇ 施設園芸農家のための園芸施設共済についてはこちら(PDF:1,443kb)(農林水産省Web)
https://www.maff.go.jp/j/keiei/nogyohoken/attach/pdf/index-61.pdf

◇ 農業経営の収入保険についてはこちら(農林水産省Web)
https://www.maff.go.jp/j/keiei/nogyohoken/syunyuhoken/index.html

◇ 各地域の農業共済組合(NOSAI)連絡先一覧についてはこちら(農林水産省Web)
https://www.maff.go.jp/j/keiei/nogyohoken/contact.html

◇ お問い合わせ先
農林水産省経営局保険監理官付園芸施設班(担当;藤原、岸田)
TEL:03-3502-7394(直通)


【5.(みどり戦略技術紹介) 豚の遺伝的な抗病性の改良】

みどり戦略技術紹介では、毎月、環境負荷の低減に取り組む農業者の皆様に役立つ技術をご紹介しています。

今回ご紹介するのは、豚の抗病性を改良するDNAマーカーです。

養豚における肺炎・下痢等の慢性感染症の抗菌剤の多用は、薬剤耐性菌の出現リスクがあり、豚自身の抗病性の改良による生産性の向上が求められています。そこで、DNA配列の違いが感染症への抗病性に与える影響を明らかにしました。さらに、このDNA配列の違いを目印(抗病性改良DNAマーカー)に豚の抗病性を改良させる手法を開発しました。マーカーの導入による豚の改良により、各種の感染症の被害を抑制することができます。本技術の詳しい情報については、みどり技術カタログをご覧ください。

◇ 詳しくはこちら
「みどりの食料システム戦略」技術カタログ(分割版:畜産)(PDF:3,631 KB)p.6
豚の遺伝的な抗病性の改良(農林水産省Web)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/08_midori_catalog4_animal.pdf#page=6

「みどりの食料システム戦略」技術カタログ(農林水産省Web)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/catalog.html

◇ お問い合わせ先
農林水産省大臣官房政策課技術政策室(担当:小花和、平野)
TEL:03-3502-3162(直通)


【6.地域計画の話合いの日時や場所を確認しましょう!】

高齢化や人口減少により農業者の減少や耕作放棄地が拡大し続けると、地域の農地が守れなくなってしまうかもしれません。これまで地域のみなさんが守り、おいしい作物を作ってきた農地を子や孫の世代に引き継いでいくためには、今が地域の皆さんで地域農業の将来を話し合う大事な時です。
この地域での取組を後押しするため、令和5年4月に法律(農業経営基盤強化促進法)が改正され、全国の市町村は関係機関と一体となって地域計画の策定に取り組んでいます。

地域計画は、農業者や地域の皆さんの話合いで作る、地域農業の将来の設計図です。その話合いには、現役の担い手だけでなく、将来の担い手である後継者や若者、女性、農地を所有している方など、色々な立場の方が集まって意見を出し合うことがとても重要です。
話合いの準備段階として、皆さんの意向を確認するアンケート調査なども行われていますので、ぜひ後継者やご家族と話し合っていただき、回答にご協力ください。

地域農業の将来に向けた話合いの開催が各地域でどんどん本格化していくので、ぜひお住まいの地域の話合いに参加し、地域の農業をどう守っていくか話し合ってください。
また、市町村のホームページなどで話合いの日時や場所を公表しているので、「地域計画」「協議の場」で検索するなど、皆さんも積極的に確認や問い合わせをお願いします。

◇ 地域計画の詳細についてはこちら(農林水産省Web)
https://www.maff.go.jp/j/keiei/koukai/chiiki_keikaku.html

◇ お問い合わせ先
農林水産省経営局経営政策課(担当:地域計画グループ)
TEL:03-6744-1760(直通)


◆◆◆編集後記◆◆◆
ひと際寒さが厳しくなり、朝、起きるのがツラい時期となりました。先日の11月22日は「二十四節気」のうち「小雪」でしたが、この「小雪」とは、この頃から雨が雪へと変わることがあり、わずかながら雪が降る頃なので「小雪」とされるとのことです。既に、北の地方を中心に初雪・初冠雪が記録されるなど、まさに冬将軍到来ですね。我が家でもコタツを押し入れから出して本格的な寒さへの準備をすすめております。寒い日が続くと体調を崩してしまうこともあると思いますが、その際は、ご無理なさらず十分に栄養と睡眠をおとりください。無理は禁物です。では、皆様どうかお体に気をつけてお過ごしください。(磯野)

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 ○ 電子出版:農業担い手メールマガジン
 ○ 発行日 :毎月1回発行
 ○ 発行元 :農林水産省経営局経営政策課 担当:大庭、磯野

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  • 등록일 : 2024/11/29
  • 게재일 : 2024/11/29
  • 변경일 : 2024/11/29
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